サウナに興味を持ちはじめると気になってくるワードがあるのではないでしょうか。
それはロウリュとアウフグースだと思います!
そこでこの記事ではロウリュとアウフグースについて解説します。
ロウリュとアウフグースは正しく行う(受ける)ことにより、よりサウナライフを充実させてくれるものだと思います。
またそれぞれの注意点についても書いていますので、あわせて参考にしていただけると嬉しいです!
この記事でわかること
- ロウリュの効果
- アウフグースとの違い
- セルフロウリュとオートロウリュの違い
- ロウリュの注意点
ロウリュウと表記されることもありますが、本記事ではロウリュと書かせていただきます。
もくじ
ロウリュの効果
まずはじめにロウリュの定義について書きます。
「ロウリュ」はフィンランド語で、一般に入浴者自身がヒーターに積まれた石に水を掛け、蒸気を発生させることを意味します。
サウナ・スパ健康アドバイザー公式テキストより引用
ロウリュは銭湯などで多くみられる遠赤外線式のヒーターでは不可能です。
サウナストーンを熱することによりサウナ室を温める対流式のサウナで実施が可能になります。
ロウリュを行うことにより蒸気が拡散されます。
これによりサウナ室内の湿度が上昇します。
サウナ室の温度は変わりませんが体感温度が上昇して発汗を促します。
アロマオイルを水に混ぜて実施した場合には、香りも楽しむことができます。
またロウリュをすることにより発生する音にも注目してほしいです。
サウナストーンに水をかけたときに水が蒸発するジュワーといった音が発生します。
私見ではありますのが、この音に癒しの効果があるように感じます。
まとめると以下の通りです。
ロウリュの効果
- 蒸気によるサウナ室内の湿度の上昇
- 湿度の上昇にともなう体感温度の上昇
- 香りによる癒しの効果(アロマオイルを水に混ぜて実施した場合)
- 音による癒しの効果(この点については個人差があるとは思います)
ロウリュとアウフグースとの違い
ロウリュと混同されやすいワードとしてアウフグースがあります。
その説明としては以下の通りとなります。
「アウフグース」はドイツ語で、一般にサウナのスタッフによってヒーターに積まれた石に水を掛け、蒸気を発生させることを意味します。これにスタッフが話しかけたり、タオルを降って蒸気による熱波を広める、ショー的な事柄が含まれます。アロマオイルを水と混ぜて使用します。
サウナ・スパ健康アドバイザー公式テキストより引用
サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる点については、ロウリュと同じです。
またロウリュでもアロマオイルを使用することがあります。
ロウリュとの違いをまとめると以下の通りです。
ロウリュとアウフグースの違い
- ロウリュはフィンランド語、アウフグースはドイツ語
- アウフグースはスタッフが実施する
- アウフグースは発生した蒸気をタオルなどで拡散させる
- アウフグースはショーの要素もある場合がある
最近はアウフグースに力を入れている施設が増えてきています。
また人気店ではアウフグースを受けるために、行列が発生することもあります。
実施するスタッフをドイツ語ではアウフギーサー、日本語では熱波師と呼ばれています。
熱波師を技術を学ぶための熱波師検定というものもあります。
またアウフグースの技術やパフォーマンスを競う、世界大会も開催されています。
セルフロウリュとオートロウリュ
ロウリュはさらにセルフロウリュとオートロウリュに分けることができます。
このパートはセルフロウリュとオートロウリュの違いについて書いてきます。
セルフロウリュ
上記で引用させていただいたロウリュの定義はセルフロウリュのことを指しています。
実施可能な施設の場合、サウナ室内に桶と柄杓が置かれています。
桶から柄杓で水を取り、サウナストーンの上に自分でかけていきます。
ゆっくりかけると蒸気がじんわりと広がり、一気にかけると蒸気が急速に広がります。
以下でも述べますが、かける量や頻度について注意が必要です。
オートロウリュ
オートロウリュは機械的に水をサウナストーンに放出します。
30分おきなど一定の間隔で行われることが多いと思います。
セルフロウリュと異なり水の量や頻度が決まっているため、管理はしやすいのではないかと思います。
またセルフロウリュではお互いに気を使って譲り合ってしまうこともあると思いますが、オートロウリュではそのような心配は不要です!
ロウリュの注意点
このパートではロウリュの注意点について書いていきます。
ここで述べることは主にセルフロウリュに関する注意点です。
セルフロウリュはオートロウリュと異なり、サウナを利用する人が実施するため管理が難しいと思います。
ここで挙げる注意点は以下の3点です。
セルフロウリュの注意点
- 多くの施設ではセルフロウリュは不可
- かける水の量と頻度
- 周りの人への配慮
多くの施設ではセルフロウリュは不可
セルフロウリュは施設側の許可がある場合のみ行うことができます。
多くの施設では禁止事項となっているので注意が必要です。
サウナストーンを使用した対流式のサウナを使用している施設であっても禁止の施設が多いです。
これは以下の理由が考えられます。
- 無闇に行われると施設側の温度・湿度管理に支障が出ること
- ストーブが故障しやすくなること、
- そもそもロウリュに適していないサウナストーブであること
かける水の量と頻度
上記の通りロウリュをすると体感温度が上昇します。
かける水の量が多いと蒸気が多く発生し、その分体感温度も大きく上昇します。
量を誤るとサウナ室内がすごく熱い体感温度なり、火傷などになってしまうこともあります。
また一気に水をかけると蒸気がかたまりとなって拡散される点にも注意が必要です。
さらに水をかける頻度にも注意する必要があります。
水をかけるとサウナストーンが冷えますが、適切な温度になってから水をかけないと石が傷んでしまうと聞きます。
周りの人への配慮
この点はプライベートサウナやソロサウナでは問題にはならないかもしれません。
その一方で多人数が使用する施設においては、セルフロウリュをする際のサウナ室内の他の人への配慮が必要です。
ロウリュは体感温度を上げるものであり、体感温度は人によって異なります。
熱いサウナが好みでも、独りよがりにロウリュをすることは良くありません。
セルフロウリュをする際には、周りの人に「ロウリュしていいですか?」といった一言があると良いと思います。
さらにコロナ禍においてはジェスチャーで伝えることやタオルで口を押さえて喋るなどの配慮も必要になるかもしれません。
まとめ
この記事でははじめにロウリュの効果について書きました。
まとめると以下の通りです。
ロウリュの効果
- 蒸気によるサウナ室内の湿度の上昇
- 湿度の上昇にともなう体感温度の上昇
- 香りによる癒しの効果(アロマオイルを水に混ぜて実施した場合)
- 音による癒しの効果(この点については個人差があるとは思います)
次にロウリュとアウフグースの違いについて書きました。
ロウリュとアウフグースの違い
- ロウリュはフィンランド語、アウフグースはドイツ語
- アウフグースはスタッフが実施する
- アウフグースは発生した蒸気をタオルなどで拡散させる
- アウフグースはショーの要素もある場合がある
ちなみに厳密にいえば違いがありますが、それほど気にしなくても良いかなとも思います笑
ロウリュについてはセルフロウリュとオートロウリュに分けることができます。
前者はサウナの利用者自身がロウリュを行うのに対して、後者は機械的に実施されます。
最後にセルフロウリュの注意点について書きました。
セルフロウリュの注意点
- 多くの施設ではセルフロウリュは不可
- かける水の量と頻度
- 周りの人への配慮
これからロウリュが可能な施設も増えていくのではないかと思います。
ロウリュ(特にセルフロウリュ)は周りへの人への配慮は不可欠だと思います。
お互いを尊重する気持ちを忘れずに楽しんでいきたいものです。