この記事では『サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得』の紹介をします。
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著者はサウナ大使としても活躍されているタナカカツキさんです。
本書は2011年に刊行された『サ道』が2016年に改訂・加筆のうえ改題して文庫化された書籍になります。
同タイトルのマンガも出版され、さらにテレビドラマ化もされていますね!
私が考えるこの本のポイントは以下の3点です。
ポイント
- サウナがわからないから理解者へ
- 「ととのう」以前の話
- リアルな失敗談
以下でそれぞれのポイントについての詳細を書いていきますので、参考にしていただけると嬉しいです!
サウナがわからないから理解者へ
子どものときの体験からサウナを避けていたタナカさん。
家の近くにできたスポーツジムに入会し、元を取るためにジムにあるサウナにも入ってみることにします。
さらに罰ゲームや拷問とさえ考えていた水風呂にも入ってみることにします、元を取るために。
水風呂に入ってみると少しずつ「温度の羽衣」が出来上がり、楽になっていくことに気が付きます。
サウナと水風呂を繰り返していくと得られる気持ちが良くなる感覚を「スーパー穏やか」と表現しています。
上記の経験に加えて、ベテランサウナーの蒸しZの導き(?)によりサウナの道(サ道)に目覚めていくのでした。
このようにサウナを好きになった人たちが感じたであろう感覚が言語化されています。
また個人的には蒸しZの名前の由来を知ることができたのが面白かったです!
「ととのう」以前の話
本書の副題には「ととのう」という言葉が入っていますが、これは改訂の際に追加されたものです。
本の中では「ととのう」という言葉は出てきません。
それの代わる言葉としてサウナの気持ち良さを「ニルヴァーナ」や「スーパー穏やか」と表現されています。
「ととのう」という言葉が現れる前はこのように表現されていたのかと逆に新鮮さを感じます。
「ととのう」という共通言語がいかに便利な発明であったかも感じられますね!
リアルな失敗談
本書には2つの失敗談が登場します。
1つは水風呂に長く入りすぎたことによる体調不良です。
その状況になった場合の対処法(?)も書かれています。
もう1つは多い頻度でサウナに入ったことによる耳の不調です。
これらにような失敗によりタナカさんのサ道はより洗練されたものになっていきます。
そして後を追う我々にも参考になる内容だと思います!
まとめ
今回は『サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得』について書いてきました。
私の考えるポイントを繰り返させてもらうと以下の3点です。
ポイント
- サウナがわからないから理解者へ
- 「ととのう」以前の話
- リアルな失敗談
マンガやドラマではなく文章で読んでいくと一字一句を追っていくことになるため、より臨場感を感じます。
上記で挙げたこと以外にも楽しい話やイラストが掲載されていますので、ぜひお手に取って読んでいただきたいです!